toB CHECKLIST


ホームページを作成した後、安心して放置していませんか?実はホームページは「作って終わり」ではありません。

長く安全に使い続けるためには、定期的な「管理」が不可欠です。保守・運用とは、ホームページが正しく表示されるようにしたり、セキュリティを守ったり、ユーザーが使いやすい状態を保つための作業です。

この記事では、ホームページ作成後になぜ保守・運用が必要なのか、その重要性と具体的な作業内容、便利なツールや外注のメリット・デメリットまでわかりやすく解説します。

1.ホームページ作成後に必要な管理とは?

ホームページを安定的に運用し続けるためには、定期的なチェックや改善、トラブルへの備えが大切です。

ホームページの安定稼働を保つため
ホームページは24時間365日動き続ける必要があります。アクセスできなかったり、ページの一部が壊れていると、ユーザーの信頼を失ってしまいます。
定期的な保守作業を行うことで、不具合の発見や修正が早くなり、長期間にわたってサイトの安定運用が可能になります。
特にサーバーやCMSのバージョン更新、設定ミスの確認などが重要な作業になります。
ホームページの安定運用は、企業の信用を守る第一歩です。

セキュリティ対策を行い情報漏洩を防ぐため
セキュリティ対策を怠ると、悪意ある第三者からの攻撃によって個人情報が漏れる恐れがあります。
SSL証明書の設定やWAF(Web Application Firewall)の導入、CMSやプラグインの定期的なアップデートなどが対策として挙げられます。
特にWordPressを使っている場合、古いプラグインを使い続けると、セキュリティリスクが高まります。
ユーザーの情報と自社の信用を守るために、セキュリティ保守は必須です。

ユーザーの利便性を維持・向上させるため
リンク切れや画像の非表示、レイアウト崩れなど、ユーザーにとって使いにくい状態はすぐに離脱につながります。
運用によって、こうした問題を早く発見・修正し、常に見やすく使いやすい状態を保つことが可能になります。
また、新しい情報を追加したり、ナビゲーションを改善することで、ユーザーの満足度も上がります。
利便性を保つことが、リピーターやファンを増やすカギになります。

検索順位を維持・向上させるため
Googleなどの検索エンジンは、内容が更新されているサイトや技術的に安定したサイトを評価します。
更新が止まったサイトは評価が下がり、検索順位が落ちる原因になります。
SEOを意識したキーワードの見直しや、新規ページの追加も、運用の一環です。
継続的な保守・運用こそが、検索順位を維持・向上させる秘訣です。

2.ホームページ作成後に行うべき保守の基本項目

保守は、ホームページを安全・快適に維持するために行う定期的な作業です。以下の項目は必ずチェックしておきましょう。

CMSやプラグインの定期的なアップデートできているか
CMS(コンテンツ管理システム)やプラグインは常に進化しています。アップデートには新機能の追加だけでなく、脆弱性の修正も含まれます。
アップデートを怠ると、不正アクセスや表示崩れの原因になることがあります。
特にWordPressでは、管理画面に更新通知が表示されるため、こまめに確認しましょう。
アップデートは保守作業の基本中の基本です。月1回はチェックしましょう。

セキュリティ対策(SSL証明書の更新・WAF導入)できているか
ホームページのセキュリティを強化するには、SSL証明書とWAF(Web Application Firewall)の導入が有効です。
SSLが有効になっていれば、URLが「https」で始まり、通信が暗号化されます。
WAFは外部からの不正なアクセスや攻撃を自動でブロックしてくれる便利な仕組みです。
SSL証明書の有効期限切れは要注意!年に一度は必ず確認しましょう。

定期的なバックアップの取得できているか
データが消えたり、改ざんされたりしたときの保険として、バックアップは欠かせません。
バックアップはサーバー、データベース、画像やテーマファイルなど、すべての構成要素を含めて取得しましょう。
自動で定期的にバックアップしてくれるプラグインを使うのがおすすめです。
トラブル発生時の「復元」ができるように、最低でも週1回はバックアップを取りましょう。

サーバーの稼働状況と容量のチェックできているか
サーバーがダウンしてしまうと、ホームページ自体が表示されなくなります。
また、容量がいっぱいになると、画像がアップできなかったり、表示が遅くなる原因になります。
レンタルサーバーの管理画面で稼働状況やディスク容量を定期的にチェックしましょう。
突然のサーバーダウンを防ぐためにも、月1回は確認をおすすめします。

リンク切れや表示崩れの修正できているか
リンク切れや画像の非表示は、ユーザーにとって非常に不便です。
リンク切れはSEOにも悪影響を与えるため、ツールを使って自動検出すると効率的です。
特に外部リンクや古い記事にあるリンクは、定期的に見直すことが大切です。
サイトの品質を保つには、細かな点にも気を配りましょう。

3.ホームページ作成後に行うべき運用の基本項目

運用は、ユーザーの満足度を高めるために行う日常的な管理や改善作業です。

コンテンツの更新・追加ができているか
新しい情報を追加することで、ユーザーにとって役立つサイトに成長させることができます。
会社のニュース、ブログ記事、よくある質問(FAQ)の追加などが効果的です。
定期的にコンテンツを更新することで、検索エンジンからの評価も上がります。
最低でも月1回は何かしらの情報を更新しましょう。

アクセス解析ツール(例:Google Analytics)でのデータ確認ができているか
アクセス解析ツールを使えば、どのページが人気か、どこからユーザーが来ているかがわかります。
分析結果に基づいてページの構成を改善したり、コンテンツの見直しが可能です。
Google AnalyticsやSearch Consoleの導入は無料で、誰でも利用できます。
数値に基づいた改善こそ、ホームページ運用の肝です。

ユーザーからの問い合わせ対応ができているか
問い合わせフォームやチャット機能を設置している場合、すぐに対応できる体制が必要です。
返信が遅れると、ユーザーの不満につながり、機会損失にもなります。
問い合わせ内容はサービス改善のヒントになることも多いです。
ユーザーの声を活かしながら、対応品質も向上させましょう。

SNS連携やキャンペーンページの管理ができているか
SNSとの連携によって、ホームページの情報を広く拡散することができます。
キャンペーンやイベント情報を、特設ページで告知するのも効果的です。
これらの情報が古いままだと、信頼性を失うことになります。
リアルタイム性の高い情報は、常に最新を保ちましょう。

SEO対策の継続的な実施ができているか
SEOは1回で終わりではありません。検索順位は日々変動するため、定期的な見直しが必要です。
キーワードの変更や、内部リンクの最適化、画像の代替テキスト追加など、できることはたくさんあります。
検索結果で上位を狙うには、ユーザーの検索意図に沿った質の高いコンテンツが求められます。
SEOは地道な作業の積み重ねです。週1回の見直しを習慣にしましょう。

4.毎月確認すべきサイト点検のチェック項目

毎月・毎週チェックすべきポイントをリストアップしておくと、初心者でも簡単に運用を始められます。

月1回はサイト全体をチェックする

ページが正しく表示されているか、リンク切れがないか、スマホやタブレットで表示崩れがないかを確認しましょう。特にキャンペーンページやアクセスが多いページは重点的にチェックすることが大切です。
時間がない場合は、主要ページだけでも構いません。「月に1度の点検」で、ホームページの健康を保ちましょう。

すべてのページが正常に表示されているか
 → ページが正しく読み込まれ、エラーが表示されていないか確認。


リンク切れがないか
 → 内部リンク・外部リンクが正しくつながっているかチェック。


スマホ・タブレットで表示崩れがないか
 → 各デバイスでレイアウトが崩れていないか、画像・文字が見切れていないか確認。


重要ページ(キャンペーン・サービス紹介など)の表示・導線確認
 → 特にアクセスが多いページが正常に表示され、目的の行動(お問い合わせ・購入など)にスムーズに進めるかを確認。


更新情報や掲載内容が古くなっていないか
 → 最新情報がきちんと反映されているか、不要な情報が残っていないかチェック。

フォームやお問い合わせ機能の動作確認できているか
 → 問い合わせフォーム・資料請求などが問題なく送信・受信できるかをテスト。


表示速度に問題がないか
 → ページの読み込みが遅くなっていないか、GoogleのPageSpeed Insightsなどで簡単に確認可能。


時間がない場合は、主要ページだけでも構いません。「月に1度の点検」で、ホームページの健康を保ちましょう。

5.ホームページ作成後の管理で使える便利なツール

ホームページの保守・運用を効率よく進めるには、便利なツールを活用するのがポイントです。

Google Search Console(検索パフォーマンス確認)

Google Search Consoleは、検索順位やクリック数、表示回数などを無料で確認できるツールです。
エラーやインデックス状況の確認もできるため、SEO改善に役立ちます。
定期的にデータを確認して、キーワード戦略を見直しましょう。
検索エンジンとの「対話」ができる必須ツールです。

Google Analytics(アクセス解析)


引用:https://asklayer.io/survey-integrations/google-analytics-jp/
Google Analyticsは、ホームページに訪れたユーザーの数、ページビュー、滞在時間、流入元などを詳細に把握できる無料ツールです。

どのページが人気か、どこで離脱されているかを確認できるため、改善に直結する情報が得られます。
月次・週次でデータをチェックし、アクセスの傾向を把握しましょう。

数字で見ることで、感覚では気づけなかった問題を発見できます。

AhrefsやUbersuggest(SEO分析)



参照:https://ahrefs.com/ja/logo 参照:https://gridge.jp/ubersuggest/
AhrefsやUbersuggestは、SEO対策を行ううえで非常に役立つツールです。
競合サイトのキーワードや被リンク状況、自社のSEOパフォーマンスなどが確認できます。
Ubersuggestは無料プランでも使いやすく、初心者にもおすすめです。
SEO改善は「調査」が第一歩。データに基づいた対策が効果的です。


参照:https://www.isitwp.com/wordpress-plugins/wordfence-security/
Wordfence Securityは、WordPressに特化したセキュリティプラグインで、攻撃の防止やログイン試行の制限ができます。
リアルタイムで不審なアクセスをブロックし、管理者に通知を送る機能もあります。
無料でも十分な機能がありますが、有料版ではさらに高度な対策が可能です。
サイトを守る強力な「盾」として導入を検討しましょう。

BackWPup(WordPressのバックアッププラグイン)


参照:https://www.webyasan2024.com/blog-backwpup/
BackWPupは、WordPressサイトのバックアップを自動化できるプラグインです。
DropboxやGoogle Driveなどのクラウドと連携して、安全に保存することができます。
スケジュールを設定すれば、定期的なバックアップが自動で行われるため、手間が省けます。

何か起こる前に備える、リスク管理の基本です。

Broken Link Checker(リンク切れチェックツール)

Broken Link Checkerは、リンク切れを自動で検出し、通知してくれるプラグインです。
定期的に実行することで、ユーザーが不便に感じる箇所を早めに見つけて修正できます。
SEOの観点からも、リンク切れのないサイトは高評価につながります。
信頼されるサイト作りのために、導入をおすすめします。

6.まとめ(チェックリスト無料ダウンロード)

ホームページは「作って終わり」ではなく、「育てていく」ものです。定期的な管理によって、サイトの安全性や利便性を保ち、ユーザーとの信頼関係を築いていくことが大切です。

トラブルを未然に防ぎ、安定した運営を行うためにも、日々の点検と改善が欠かせません。
今回ご紹介した基本項目やチェックリストを参考に、初心者の方でも無理なく運用を始めてみてください。
もし対応が難しい場合は、信頼できる外注先に相談するのも一つの選択肢です。大切なのは、放置せずに「継続」すること。

安心・安全なホームページ運営を目指して、今日から一歩踏み出してみましょう!

チェックリストをダウンロードして活用しよう!
ホームページ作成の成功には、管理のポイントをしっかり押さえることが重要です。本記事で紹介したチェックリストを活用すれば、必要なポイントを漏れなく確認しながら進めることができます。

今すぐダウンロード!
ホームページの管理に関するチェックリストを無料でダウンロードできます。ぜひ、自社のサイト改善にお役立てください!